iMac ProにA10 Fusionチップを搭載か ー 「Hey,Siri」を常時利用可能に
Appleは6月に開かれたWWDCにおいて、Intel Xeonプロセッサを搭載するワークステーションクラスの性能を持つハイパフォーマンスMac「iMac Pro」を年内にリリースすると発表した。
新たな情報として、そのiMac ProにAppleのカスタムプロセッサ「Aチップ」が搭載され、「Hey,Siri」が利用可能になることが明らかとなった。
iMac Proで「Hey,Siri」が可能に
開発者Johnathan Levin氏、Steve Troughton-Smith氏、Guilherme Rambo氏らは、MacBook ProのTouch Barを制御する「BridgeOS 2.0」を解析した結果、iMac Proに512GBの大容量メモリと「A10 Fusion」チップが搭載されていることを発見した。
Troughton-Smith氏によると、このA10 FusionチップはiMac Proの起動プロセスとセキュリティを管理し、加えて「Hey,Siri」機能のサポートにより音声でSiriを起動することが可能になる。また、この「Hey,Siri」は常時利用が可能で、iMac Proがシャットダウンしていても動作するという。
Rambo氏は「Hey,Siri」セットアッププロセスと、BridgeOSのブートチャイムをTwitterで公開している。
Confirmed: "Hey, Siri" is coming to the Mac pic.twitter.com/Dw9bRAzbxD
— Guilherme Rambo (@_inside) November 18, 2017
https://twitter.com/_inside/status/932001761920978944
今後ARMチップを積極導入か
MacにARMベースのチップが搭載されるとの噂はこれまでも囁かれており、昨年、MacBook ProにTouch Barを制御するため、ARMベースの「T1」チップが搭載されたことで現実味を帯びた。2月には、AppleがARMベースの「T310」カスタムチップを開発中で、Macに搭載することで低電力タスクを処理を担当するとBloombergが報じた。
また、6月にはPike’s UniversumがiMac ProにARMベースのコプロセッサが搭載され、Secure Enclaveが追加されると報告していた。
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